バイクに時計を取り付けたいと考えたとき、多くの方が思いつくのが100均の時計ではないでしょうか。
バイクの時計をどうしてるか悩む中で、まずは手軽な選択肢として検討するのは自然なことです。
しかし、100均の時計をバイクで使う際の防水性能や、ダイソーの腕時計(300円)の防水性は実際のところどうなのか、気になるところです。
この記事では、そもそも100均で時計は売ってますか?という基本的な疑問から、セリアで腕時計はありますか?ダイソーで時計は売ってますか?といった店舗ごとの情報、さらにはDaisoの時計の時刻合わせの方法まで解説します。
また、具体的なバイクへの時計の取り付け方、100均の時計をバイクで使う際の防水対策についても触れていきます。
最終的には、バイク用の時計としてデイトナのような専用品や、バイクにおすすめの防水時計、さらにはバイクに最適な防水・電波・ソーラー機能を持つ時計や、バイク用の電波時計(防水)といった、より信頼性の高い選択肢まで幅広くご紹介します。
ポイント
- 100均で販売されている時計の種類と特徴
- バイクへの具体的な時計の取り付け方法と注意点
- 100均時計の弱点である防水性と耐振動性への対策
- デイトナ製品やG-SHOCKなど、100均以外の推奨される選択肢
バイクに100均の時計は使える?基礎知識編
- 100均で時計は売ってますか?
- ダイソーで時計は売ってますか?
- セリアで腕時計はありますか?
- Daisoの時計の時刻合わせは?
- ダイソー腕時計300円モデルの防水性能は?
- 100均時計をバイクに使う際の防水の考え方
100均で時計は売ってますか?
はい、ダイソーやセリア、キャンドゥといった主要な100円ショップで時計は販売されています。ただし、店舗の規模や在庫状況によって品揃えは大きく異なります。壁掛け時計や置き時計のほか、この記事の主題である腕時計も取り扱っています。
特にデジタルウォッチやシンプルなアナログウォッチが中心です。価格は110円(税込み)が基本ですが、最近では330円や550円といった、より高機能・高品質なモデルも増えてきています。バイクへの利用を考える場合、まずはこれらの店舗でどのような時計が手に入るのかを知ることが第一歩となります。
ダイソーで時計は売ってますか?
ダイソーは100円ショップの中でも特に腕時計のラインナップが豊富です。「ブループラネット」というシリーズのデジタルウォッチは非常に有名で、110円から購入できます。これらは時刻表示や日付表示といった基本的な機能を持っています。
さらに、330円のモデルになるとストップウォッチやアラーム、バックライト機能が追加されるなど、価格に応じて機能性が向上するのが特徴です。550円のアナログウォッチなども存在し、デザイン性も高くなっています。このように、ダイソーでは予算や求める機能に応じて複数の選択肢から時計を選ぶことが可能です。
セリアで腕時計はありますか?
セリアでも腕時計は取り扱われていますが、ダイソーと比較するとその種類は少ない傾向にあります。シンプルなデザインのデジタルウォッチやアナログウォッチが見つかることが多いでしょう。
セリアはデザイン性の高い雑貨に強いイメージがありますが、腕時計に関しても、DIYの素材として使えるような時計のパーツなどが販売されていることもあります。バイク用として特定の機能性を求めるよりは、シンプルな時計を手に入れたい場合に立ち寄ってみるのが良いかもしれません。
店舗による品揃えの違い
100円ショップの品揃えは店舗の規模や地域によって大きく異なります。大型店舗の方があらゆる種類の時計を見つけやすい傾向にありますが、小規模な店舗では取り扱いがない場合もあります。もし特定の時計を探している場合は、何店舗か回ってみる必要があるかもしれません。
Daisoの時計の時刻合わせは?
ダイソーのデジタルウォッチの時刻合わせは、モデルによって多少の違いはありますが、基本的な操作は共通しています。一般的には、側面にある複数のボタンを使って設定します。
一般的な時刻合わせの手順
多くのモデルでは、「MODE」や「ADJUST」といったボタンが設定の起点です。
- 「MODE」ボタンを数回押して、時刻表示が点滅する設定モードに切り替えます。
- 「RESET」や「SET」といったボタンで、合わせたい項目(時、分、日付など)を選択します。
- 「START」や「STOP」ボタンで、点滅している箇所の数字を進めたり戻したりして調整します。
- すべての設定が完了したら、再度「MODE」ボタンを押して通常表示に戻します。
購入した商品のパッケージや、付属している小さな説明書に詳しい操作方法が記載されていることがほとんどですので、まずはそちらを確認するのが確実です。
ダイソー腕時計300円モデルの防水性能は?
ダイソーで販売されている330円の腕時計には、「日常生活防水」と表記されているものがあります。この「日常生活防水」とは、JIS(日本産業規格)やISO(国際標準化機構)で定められた基準で、具体的には「汗や洗顔時の水滴、小雨など、日常生活での使用に耐えられる程度」の防水性能を指します。
これをバイクでの使用に当てはめてみると、走行中の突然の小雨程度であれば、すぐに壊れることはないかもしれない、と解釈できます。しかし、本格的な雨の中を長時間走行したり、洗車時に直接水をかけたりするような状況は想定されていません。あくまでも「濡れてもすぐに拭き取れる」程度の状況を前提とした性能であると理解しておく必要があります。
100均時計をバイクに使う際の防水の考え方
100均の時計をバイクで使用する場合、防水機能は基本的に無いものとして考えるのが最も安全です。前述の通り、一部のモデルには日常生活防水機能がありますが、バイクの走行環境は非常に過酷です。走行風によって雨粒が叩きつけられる力は、ただの小雨とは比べ物になりません。
また、湿度の高い日に内部が結露してしまう可能性も考えられます。そのため、もし100均の時計を利用するのであれば、何らかの追加の防水対策を施すか、「雨が降ったら壊れるもの」と割り切って使うのが現実的です。幸いにも価格が安いため、故障しても精神的なダメージや金銭的な負担が少ないのが唯一の救いと言えるでしょう。
「防水」と「耐水」の違いに注意
時計の性能表示で「WATER RESIST」や「耐水」と書かれている場合も、基本的には日常生活防水と同レベルです。本格的な防水性能を求める場合は、「5BAR(5気圧防水)」や「10BAR(10気圧防水)」といった明確な防水性能の表記がある製品を選ぶ必要があります。
バイクに100均の時計は不便?代替案と設置法
- バイクへの時計の取り付け方法
- 多くのライダーはバイクの時計をどうしてる?
- バイク用の防水時計でおすすめの選択肢
- 信頼性で選ぶならバイク用時計デイトナ製
- 究極の選択肢、バイク用防水電波ソーラー時計
- まとめ:バイクに100均の時計はアリかナシか
バイクへの時計の取り付け方法
バイクに時計を取り付ける方法はいくつかあり、それぞれにメリットとデメリットが存在します。100均の時計は軽量なため、比較的簡単な方法で固定することが可能です。
強力な両面テープで貼り付ける
最も手軽なのが、屋外用の強力な両面テープを使用する方法です。メーターパネルの上やハンドルポストなど、平らな面を見つけて貼り付けます。この方法の成功の鍵は「脱脂」です。貼り付ける面の油分や汚れをパーツクリーナーやアルコールで徹底的に拭き取ってからでないと、走行中の振動ですぐに剥がれてしまいます。
マジックテープ(面ファスナー)を利用する
時刻合わせや電池交換の際に時計を取り外したい場合に便利なのが、マジックテープを利用する方法です。時計の裏側と車体の貼り付けたい箇所にそれぞれマジックテープを貼り付けます。これにより、駐車時に盗難防止として時計だけを外しておく、といった使い方も可能になります。この場合も、マジックテープの粘着力が重要になるため、強力な粘着テープ付きのものを選ぶか、別途強力な両面テープで補強すると良いでしょう。
取り付け場所のヒント
取り付け場所は、走行中に視線移動が最も少なく済む場所が理想です。多くのライダーはメーターの周辺を選んでいます。キーの操作やハンドルの切れ角に干渉しないか、事前にしっかりと確認することが重要です。
多くのライダーはバイクの時計をどうしてる?
実際のところ、ライダーがどのように時間を確認しているかは様々です。大きく分けると以下の3つのタイプに分かれます。
腕時計派
普段から身につけている腕時計で時間を確認するスタイルです。特にG-SHOCKのような防水性・耐衝撃性に優れた時計を愛用しているライダーに多く見られます。バイクを降りた後もそのまま使えるのがメリットですが、冬場などはジャケットの袖口に隠れてしまい、走行中に時間を確認しにくいのが難点です。
バイク専用時計派
デイトナの「AQUAPROVA」シリーズのようなバイク専用品や、この記事で取り上げている100均の時計などをバイクの車体に取り付けているスタイルです。視線移動だけで時間を確認できるため、安全性と利便性が高いのが特徴です。
スマートフォン派
ナビゲーションアプリなどを使用するために、スマートフォンをハンドル周りにマウントしているライダーも増えています。そのスマートフォンの画面で時間も一緒に確認するスタイルです。ただし、走行中に時間を確認するためには常に画面を表示させておく必要があり、バッテリーの消費が激しくなるというデメリットがあります。
バイク用の防水時計でおすすめの選択肢
100均の時計の耐久性に不安を感じるものの、高価な専用品は必要ない、と考える方におすすめなのが、低価格帯のアウトドア用やスポーツ用の腕時計です。
具体的には、カシオの「チープカシオ」やシチズンの「Q&Q」といったブランドが挙げられます。これらの時計は、1,000円から3,000円程度の価格帯でありながら、5気圧防水や10気圧防水といった、バイクでの使用にも十分耐えうる防水性能を持っています。
100均の時計に比べて品質の信頼性が格段に高く、デザインの選択肢も豊富です。まさに「安物買いの銭失い」を避けるための、コストパフォーマンスに優れた選択肢と言えるでしょう。
信頼性で選ぶならバイク用時計デイトナ製

出典:Amazon
価格よりも信頼性や機能を重視する場合、バイク用品専門メーカーであるデイトナの製品が非常に有力な選択肢となります。デイトナの「AQUAPROVA(アクアプローバ)」シリーズは、時計機能だけでなく、電圧計や油温計などを備えた多機能メーターです。
もちろん、バイクでの使用を前提に設計されているため、完全防水・防振設計となっており、過酷な環境下でも安心して使用できます。バックライトも搭載しているため、夜間の視認性も抜群です。初期投資は高くなりますが、バッテリーの状態を把握できる電圧計機能などは、ツーリング先でのトラブル防止にも繋がるため、価格以上の価値があると感じるライダーも少なくありません。
究極の選択肢、バイク用防水電波ソーラー時計
一度バイクに取り付けたら、時刻合わせや電池交換といった手間を一切なくしたい、と考えるなら「防水」「電波」「ソーラー」の3つの機能を備えた時計が究極の選択肢となります。
各機能のメリット
- 防水機能: バイクの天敵である雨や湿気から時計内部を保護します。
- 電波受信機能: 自動で正確な時刻に修正してくれるため、時刻合わせの手間が一切不要です。
- ソーラー充電機能: 太陽光や蛍光灯の光で充電するため、数年に一度の電池交換の手間から解放されます。
これらの機能を備えた代表的な時計が、カシオのG-SHOCKの一部モデルです。価格は高価になりますが、その利便性と信頼性は他の選択肢を圧倒します。バイクに取り付けたまま、何年もメンテナンスフリーで正確な時を刻み続けてくれるのは、大きな魅力です。
まとめ:バイクに100均の時計はアリかナシか
記事のポイントをまとめます。
- バイクに100均の時計は「壊れること前提」ならアリ
- ダイソーは腕時計の品揃えが豊富
- セリアにもシンプルな腕時計はある
- 時刻合わせはパッケージの説明書を確認するのが基本
- 300円腕時計の「日常生活防水」は過信禁物
- バイクへの取り付けは両面テープでの脱脂が最重要
- 100均時計の防水対策は限定的
- 多くのライダーは腕時計、専用時計、スマホを使い分ける
- コスパ重視ならチープカシオやQ&Qがおすすめ
- 信頼性と機能性ならデイトナ製のバイク用時計
- 究極の利便性は防水・電波・ソーラー時計
- 振動による故障リスクも考慮すべき
- 盗難されても精神的ダメージが少ないのが最大の利点
- 夜間の視認性はほぼ期待できない
- 最終的には個人の価値観と使い方次第