目次
400ccバイクの車検費用の相場
250ccを超えるバイクには2年ごとの車検が義務付けられています。400ccクラス(実際は車検対象の251cc以上)の車検費用は、依頼先によって大きく変わります。
| 依頼先 | 費用相場 | 内訳 |
|---|---|---|
| ディーラー(ホンダドリーム等) | 50,000〜70,000円 | 法定費用+整備費+代行料 |
| バイク用品店(2りんかん等) | 40,000〜55,000円 | 法定費用+整備費+代行料 |
| 個人バイクショップ | 35,000〜50,000円 | 法定費用+整備費+代行料 |
| ユーザー車検(自分で通す) | 18,000〜22,000円 | 法定費用のみ |
法定費用の内訳(これは誰がやっても同じ)
法定費用は国が定めた金額なので、ショップでもユーザー車検でも変わりません。
| 項目 | 金額 | 備考 |
|---|---|---|
| 自賠責保険(24ヶ月) | 8,760円 | 2023年4月改定。排気量で金額は同じ |
| 重量税 | 3,800円 | 初度登録から13年未満の場合 |
| 重量税(13年以上) | 4,600円 | 古いバイクは割増 |
| 重量税(18年以上) | 5,000円 | さらに割増 |
| 検査手数料(印紙代) | 1,800円 | 小型二輪の場合 |
| 合計(13年未満) | 14,360円 |
つまり、ユーザー車検なら法定費用14,360円+用紙代約50円で済みます。ショップに払う3〜5万円の差額は、整備工賃と代行手数料です。
ショップ車検の費用内訳
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 法定費用 | 14,360円 |
| 整備工賃(点検・調整) | 15,000〜30,000円 |
| 代行手数料 | 8,000〜15,000円 |
| 交換部品代(必要な場合) | 5,000〜20,000円 |
| 合計 | 42,360〜79,360円 |
部品交換が発生すると一気に高くなります。ブレーキパッド、タイヤ、チェーンなどは車検のタイミングで交換を勧められることが多いです。
ユーザー車検の手順
ステップ1:予約する
自動車検査インターネット予約システムから予約します。最寄りの運輸支局(陸運局)を選び、希望日時を予約。2週間先まで予約可能です。
ステップ2:必要書類を準備する
- 車検証(原本)
- 自賠責保険証明書(新旧2枚。新しい方は当日加入でOK)
- 納税証明書(軽自動車税。電子確認できる場合は不要)
- 定期点検整備記録簿(後整備でも可だが、事前に点検しておくのが無難)
- 印鑑(認印でOK)
ステップ3:事前整備をする
車検で落ちやすいポイントを事前にチェックしておきます(後述)。
ステップ4:当日の流れ
- 窓口で用紙を購入(継続検査申請書、自動車重量税納付書、検査票。合計約50円)
- 自賠責保険に加入(運輸支局の窓口で加入できる)
- 重量税・検査手数料を支払い(印紙を購入して貼付)
- 書類を記入して窓口に提出
- 検査ラインに並ぶ(初めてなら「初心者です」と伝えれば検査官が丁寧に案内してくれる)
- 検査項目を順番にクリア(後述)
- 合格なら新しい車検証とステッカーを受け取る
検査ラインの内容
| 検査項目 | 内容 | 落ちやすさ |
|---|---|---|
| 外観検査 | 灯火類、ミラー、ホーン、マフラー、タイヤ | ★★ |
| 排ガス検査 | CO・HC濃度の測定 | ★ |
| スピードメーター検査 | 40km/hでフットスイッチを踏む | ★ |
| ブレーキ検査 | 前後ブレーキの制動力 | ★★ |
| ヘッドライト検査 | 光軸・光量 | ★★★(最も落ちやすい) |
落ちやすいポイントと対策
1. ヘッドライト光軸(最大の関門)
ユーザー車検で最も不合格になりやすいのがヘッドライトの光軸です。走行中の振動で少しずつズレていきます。
対策:運輸支局の近くにある「テスター屋(予備検査場)」で光軸調整してもらう。費用は1,500〜3,000円。ここで調整してから検査ラインに入れば、ほぼ確実に通ります。
2. マフラーの音量
社外マフラーの場合、近接排気騒音が94dB(2010年以降製造車)を超えると不合格。JMCAプレートが付いている車検対応マフラーならOKですが、バッフルを外していると落ちます。
3. タイヤの溝
スリップサインが出ていると不合格。残溝1.6mm以上が必要です。事前にチェックして、ギリギリなら交換しておきましょう。
4. 灯火類の球切れ
ヘッドライト、テールランプ、ウインカー、ナンバー灯のどれか一つでも切れていると不合格。前日に全灯火を確認しておきます。
不合格になったら?
当日中に3回まで再検査が可能です(追加料金なし)。光軸で落ちた場合は、テスター屋で調整してもらって再挑戦すれば、ほとんどの場合2回目で合格できます。
当日中に合格できなかった場合は、限定検査証(15日間有効)が発行されるので、後日不合格箇所だけ再検査を受けられます。
まとめ:ユーザー車検は初心者でもできる
ユーザー車検の最大のメリットは費用が約2万円で済むこと。ショップとの差額は2〜5万円にもなります。
- 事前にテスター屋で光軸調整(1,500〜3,000円)
- 灯火類・タイヤ・マフラーを自分でチェック
- 当日は2〜3時間あれば完了
「初心者です」と伝えれば検査官が案内してくれるので、初めてでも問題なく通せます。